安恵: もう少し、もう少し。

高江: あら、どうしたの。安恵、パソコンに向かってつぶやいちゃって。

安恵: あともう少しで、入札したオークションの締め切り時間が過ぎるのよ。‥‥やったー、落札出来たよ!

高江: おめでとう!ところでFXの為替レートも、オークションのような形で値が決まっているのよ。

安恵: へぇ!今みたいに商品に対して入札することで?

高江: そう、為替レートっていうのは勝手に動いたりしているじゃなくて、その通貨ペアの需要と供給によって決まってくるのよ。つまりは、人気が上がるとその通貨価値が上がり、逆に人気が下がればその価値も下がるから、トレンド方向が決まってくるのよ。

安恵: その需要と供給と言うのは、どうやって決まるの?

高江: FX取引ツールを使うと、ワンクリックで売買が行われているから、こういう取引があまり分かりにくいと言えるわ。メガバンクや主要企業が大型取引の注文をするときはね、実は裏でこんな取引が行われているのよ。例えば、大量にドルを買いたいと思っている企業がいたとして「高橋バンクは1ドル102円」「SE証券は1ドル101円」という注文を出しているの。この場合売り手は、「高橋バンク」に買ってもらった方がお得よね?

安恵: そうね。当然ドルを売る側は、高値で買ってくれる人がいいもんね!

高江: でも、そこで「1ドル103円で買う!」っていう「KTグループ」が現れたの。でも「たかはしバンク」はどうしてもドルを買いたかったので、「1ドル104円で買う!」という注文に変えたのよ。

安恵: 高橋バンクが104円、SE証券101円、KTグループが103円で「たかはしバンク」が権利を持ってるのね。何だかオークションみたいだわね!ドキドキしてきた!

高江: SE証券、KTグループは結局そのまま。となると、たかはしバンクが1ドル104円で買う事が出来たわ。

安恵: たかはしバンク、やったー!

高江: もしこのときに、たかはしバンクがどうしてもドルが必要だと言って、1ドル105円と注文していたら為替レートも1円高くなっている可能性があるのよ。でも、104円で注文が確定した事によって「高値は104円」という相場レートになったとも考えられるわ。

安恵: なるほど!為替レートが動くから売買しているんじゃなくて、大型取引売買があったから為替レートが動くということもあるのね!

高江: ところで、さっき買ったのって何かの部品?

安恵: そう、ボウリングのボール整備に必要なものなの!実は‥‥。(つづく)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で