スイスの通貨であるスイスフランは、その他の通貨とは大きく異る特徴と持っています。

そのため、スイスフラン/ドル、スイスフラン/円といったスイスフランが絡んだ通貨ペアを扱う際には注意が必要です。

以下では、そんなスイスフランの特徴について説明していきます。

1.安全通貨

スイスフランの最大の特徴は、世界の情勢が不安定化した時に真っ先に買われる安定通貨としての側面を持つという点です。

これは、スイスが現在においても永世中立国を維持していることにくわえ、金融業が非常に盛んで特に世界中の富裕層を対象としたプライベートバンクを多く抱えていることから匿名性や秘匿性が高いと考えられているためです。

相場の格言でも「有事のスイス買い」と呼ばれることもあり、2001年のアメリカ同時多発テロ事件が発生した際や2003年のイラク戦争が開始された際などは大きくスイスフラン買われています。

そのため、世界の見通しが悪くなり始めたらスイスフランの価値が上昇していく可能性が高いという点を押さえておくようにしましょう。

2.無制限介入

スイスフランのもう1つの特徴は、自国の通貨の値動きを一定範囲に保つためにスイスフランの価値が上昇しすぎた場合に無制限に介入を行うと政府・中央銀行が決定している点にあります。

原則としては、為替介入は意図的に経済のバランスの崩す政策の1つであると考えられていることから、このような政策を取る国は他にありませんが、スイスは平然とそれを実行しています。

為替介入が行われた場合には、一時的にスイスフランの価値は著しく低下するため、相対的にペアとなっている通貨の価値は上昇します。

そのため、スイスフランに絡んだ通貨ペアを扱う場合には、スイスフランが介入の危険水域に入っているか、また近いうちに入りそうかという点には常に気を付けておく必要があります。

スイスの介入はかなり強烈であり、ストップロス注文も十分に機能しない可能性も高いため、強く心に留めておきましょう。

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