部下: 部長、今日は待ちに待った給料日ですね。

上司: そうだな。毎月、これを楽しみに仕事しているようなものだ。

部下: ところで、FXやっている人から聞いたんですけど、FXの業界においても毎月楽しみな日があるんですって。

上司: 世の中に、給料日より楽しみな日があるのか。

部下: 米雇用統計というらしいんですが、毎月第一週の金曜日の夜に、アメリカでその発表があるそうです。

上司: 雇用するかしないかは会社の判断だろ。なぜそれがFXと関係するんだ?

部下: その会社の業績が上がった理由が大事なんだそうです。つまり、人が集まるところに金脈ありってことです。

上司: 雇用が良くなれば経済も上がる。その経済に期待もしくは失望という形で、為替市場にも影響してくるということか。

部下: そうですね。この統計の発表があった日は、普段の数十倍もレートが変動する事もあるそうです。その理由が面白くて、皆さんの予想との乖離があればあるほど、そのレートの変動が大きくなるそうなんですよ。

上司: 雇用環境がその予想より良くなってたり、悪くなる事でレートは動くってわけだ。つまり、どれだけ予想が外れるかを予想するイベントみたいなもんだな。でもその予想と呼ばれる数値は、どうやって決定されるんだ?

部下: 雇用統計が発表される前に、失業保険の申請数や住宅ローン増加数など、それに関連する経済指標がいくつか発表があります。市場はそういう関連性の高い情報を元に、アメリカでこの時期にどの位新規の雇用が必要とされているのか計算されたものが、予想値として組み立てられ、それが各メディア等から経済指標ニュースとして投資家に広まるんだそうです。

上司: つまり、そのどれだけ予想が外れるかという読みが当たれば、普段の数十倍の利益が得られる可能性があるってことだな。

部下: はい。その逆も然り、ですね。毎月楽しみになるのも分かりますね。

上司: そうだな。でも俺には関係ないからな。さてと、ニュースでも探してみるか。

部下: 部長のお探しのニュースって、これですよね?

上司: つ、妻には内緒だぞ。

部下: 駄目ですよ、やるならちゃんと話し合って下さいね。

上司: はい。

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