こんにちは、たかはしです。
前回の記事でお話したサポート・レジスタンスの使い方などを話しておこうかと思います。
まずは画像を御覧ください。
チャートから見て分かるように、一定ラインに価格が到達すると反発して戻っているかと思います。
この状態をいわゆるレンジと言ったり、ボックス相場と言ったりもします。
スキャルパーと言われるトレーダーはレンジの上限下限でしっかり利益を積み重ねています。
それでは、少し落とし込んで話していきます。
サポート・レジスタンスのイメージ
まず、なぜ同じような価格帯で反発が起きるのか?という点について僕なりの見解を書いていきます。
わかりやすく例えると、ある一定ラインを超えられると損失が出たりするポイントが有るとします。
そう、エントリーしたレートを逆行されるような時ですね。
例えば、あなたがドル円を110円で買っていたとします。
この時、110円を割り込むと当然損失が発生しますし、110円を上回れば利益となります。
損益分岐点が110円という訳です。
この損益分岐点のことを上記で言う一定のライン(サポート・レジスタンス)として考えて下さい。
では、話を戻します。
どこかの大口投資家が1兆円規模のエントリーをしているとしましょう。
逆行されるととんでもない損失がでるので、絶対に逆行されたくありません。
どんな手を使ってでも思惑通りの方向へ価格が進めたいのです。
ある時、その投資家の損益分岐点にレートが戻ってきました。
その投資家のまだまだ余力がある場合、どうすると思いますか?
そう、大金を投入して思惑通りの方向へ無理やり戻すのです。
と、これがサポートラインのイメージです。
レジスタンスラインの考え方も同じで、大量の売り注文を持っている人は価格が上がると損をするので上がりそうになると無理やり下げてくるのですね。
レンジ相場はこうやって作られていきます。
Aさんが買い注文、Bさんが売り注文。
どちらも損をしたくないので、Aさんはサポートラインで大量の買い注文で反発させ、Bさんはレジスタンスラインで大量の売り注文で反発させます。
こういう争いが続いている間はレンジ相場が続きます。
ですが、いつまでたっても思うように動かないし、何度も何度も呆れるほど反発してくるので、どちらから痺れを切らしてより大きいお金を投入して一気に動かそうとします。
このアクションによりブレイクという現象が発生します。
それを周りで見ていた他の投資家が、ブレイクした流れに乗っかってトレンドという現象が出来上がります。
実際にはもっと複雑に色々な要因が絡み合って相場が構成されていますので、ご注意下さい。
登場人物と利用方法
上記の話で何個か大事なキーワードが出てきました。
・サポートライン
・レジスタンスライン
・レンジ
・ブレイク
・トレンド
あなたは日々トレードしている中でどのポイントを狙ってトレードしていますか?
ライフスタイルによって選ぶべき投資スタイルが異なるかと思います。
普段会社勤めをしている人はトレンドに乗るようなスタイルや、反発ポイントで指し値を入れてたりするのでしょう。
1日中チャートを見ていられるような人達は全てのスタイルを選ぶことが可能でしょうが、エントリーチャンスが多いレンジ相場でスキャルピングが効率よさげで何より楽しそうですw
サポートラインとレジスタンスライン、レンジ
いわゆるサポレジで逆張り摺るトレードスタイルで、浅いストップ注文を入れながら10PIPS程度の利益を何度も積み重ねたり、トレール注文で利益を最大限伸ばしていく様な感じで、注視する時間軸のチャートにも依りますが、レンジ相場の性質から同じ価格帯を何度も行ったり来たりしますので、1日の中で何度もエントリーチャンスがあります。
もちろんブレイクする可能性もありますが、そう簡単にはブレイクしてくれませんので、比較的安全な投資法だと僕は思っています。
ブレイク、トレンド
レンジ相場も永久に続くわけではなく、いづれそのレンジボックスをブレイクします。
ブレイク狙いを経験したことがある人はわかると思いますが、ブレイクするとかなり大きく動きますので、1度で大きい利益を得ることができます。
しかし、ずっと見ていても中々ブレイクしませんし、いきなりブレイクすることもありますので、いつブレイクするかは分かりませんw
人間というのは、こういう場面を待っている時、都合良く考えてしまいますので、見切り発車をすると大怪我します。
また、ブレイクを待っていると時間だけが過ぎてしまい、そのチャートを見慣れてしまって、いざブレイクしてもそれが信用できなくてエントリーを逃すことがありますw
ですので、レンジの逆側にストップ設定した逆指値注文を置いて放置するなりレンジ相場のスキャルピングを行うなど他の事をした方が時間効率、資金効率が良いです。